ネイティブアプリとはPCやスマートフォンなどのデバイスにAppleやGoogleなどのストアからダウンロードして使うアプリのことで、スマホのアプリはほとんどがネイティブアプリです。端末にインストールするためネット環境に左右されず、ほとんどの機能がオフラインで利用でき読み込みの速度も早いのが特徴です。開発ではデバイスの機能を利用して、プッシュ通知や位置情報を利用した機能を搭載しやすくなります。ダウンロードをするという手間があることで、愛着心のあるユーザーに長く使ってもらえるというメリットもあります。

一方ネイティブアプリ開発には時間とコストがかかります。ネイティブアプリをリリースする際にはストアの検閲や審査を通す必要があり、課金アプリの場合はストアへ支払う手数料が発生します。時間やコストがかかるデメリットは開発を外部に委託する際に起こることが多いので、アプリ開発ツールを導入することでOSごとにかかる開発コストや時間を削減できる可能性が高くなります。

ネイティブアプリ開発には汎用性に優れたC言語が多く使われています。C言語の機能を拡張したC++は上位互換性のあるプログラム言語で、高度な処理能力と自由度の高さを備えています。しかしネイティブアプリ開発にはプログラム言語の使用頻度の高さではなく、開発の内容と言語の特徴を踏まえた上でOSとプログラム言語の相性を考えることも大切です。相性のよいプログラム言語のスキルがないときは、システム開発を請け負う企業を比較して任せるのもよい方法です。

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